NOZ

葉山の小高い山間を少し登った住宅街の一角に建つ、木造2階建ての住宅。下り坂に沿う街並みと、その先に広がる相模湾といった眺望と風の抜ける南西方向を軸に、海を取込む形がこの住宅の基本構想となった。南西部に眺望確保のために大開口を設けると同時に大きな軒を出すことで、夏の直射日射を遮り、冬の低い太陽の温かさを取り入れることで一年を通して快適性を作り出している。さらに、開口部の断熱性の高い木製サッシ、地中地熱式輻射床暖房システムにより建物のどこにいても快適に暮らすことができる。住人が思い思いの場所で佇む、そんな風景を望んでいる。

設計:彦根 アンドレア


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